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日本トンデモ本大賞2008 [舞台・ライブ]

どうも最近、やる気が低迷しています。一年に何回か、こういう時期があるんですけど……。
沈んだ気分を向上させるには、おもいっきり笑うことだ!
というわけで、今年も行ってまいりました、トンデモ本大賞。

メインのトンデモ本ノミネート作品紹介以外にも、オタクトークあり、ぶっとんだエンターテイメントありで、大爆笑の5時間でした。

「と学会」の普段の活動の一部を公開する「と学会エクストラ」は、さすがの濃ゆさ。
・文房具の”説明書”に潜むヘンな記述(”萌え文具”はトホホな脱力感があります……)
・日本の漫画 海外版翻訳のオタク度
 (翻訳者がオタクでないと、この訳は出ないだろう!というような名訳あり。こーゆー風に輸出されてると嬉しいです)
・70年代のヘンな漫画いろいろ
・70年代のアニメ「チャージマン研」の紹介

特に「チャージマン研」にバカウケしてしまいました。
ほとんど動かない絵と、間に合わせっぽい脚本の粗製濫造アニメですが、30年以上の時を経た今見ると、なんともいえない味わいがあります。
「おい、それはないだろう!」という突っ込みどころ満載のストーリー展開が素晴らしい。ぜひDVD化を。


メインの大賞ノミネート本紹介は、ちょっと今ひとつな感じでした。
山本会長も「今年はトンデモが不作で、全体に小粒」と言ってましたが。
候補作は次の4作。記録も兼ねてメモ。

エハン・デラヴィ+中丸薫 「まもなく世界は5次元へ移行します」 (徳間書店)
深川洋一 「生命の暗号を聴く」 (小学館)
ケイ・ミズモリ 「超不都合な科学的真実」 (徳間書店)
ウォレス・ワトルズ 「富を「引き寄せる」科学的法則」 (角川文庫)

この中から見事大賞を射止めたのは、ウォレス・ワトルズ 「富を「引き寄せる」科学的法則」 。

富を「引き寄せる」科学的法則 (角川文庫 ワ 5-1) (角川文庫 ワ 5-1)富を「引き寄せる」科学的法則 (角川文庫 ワ 5-1) (角川文庫 ワ 5-1)
山川 亜希子 山川 紘矢

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私もこれに一票を投じました♪
つじつまの合わない記述や、「それはどうだろう」的な笑える文言があったりしますが、本自体はわりとフツーのトンデモ本。
しかし!何がすごいって、この本は初版が1910年。20世紀初頭なのです。一世紀を経たトンデモ本が現代に翻訳されて、しかも売れているって……。
世にトンデモの種はつきまじ。


あと、内容は紹介されませんでしたが、タイトルだけでトンデモ本とわかる、いわゆる「タイトルオチ」の本が何冊か。

「神は常温核融合」
「大地震は水素核融合で起きる」
「まもなく宇宙人が到着します」
「地球維新ガイアの夜明け前」

これがみんな、ちゃんと出版されて本屋さんに並んでいる本なんですからねえ。どんな経緯で、こういうタイトルになったんでしょう。
「神は常温核融合」なんて、韻を踏んでいるだけにおかしい。


あとは、審査結果を待つ間のエンターテイメントコーナーがすごく良かった。
去年も出演の「クラシックを遊ぶ音楽デュオ」杉ちゃん&鉄平が登場。ピアノとバイオリンで、電車やパトカーの音まねをしたり、モーツァルトからいつのまにか各電器ショップのテーマソングに変調したりと、楽しくて濃い演奏を聴かせてくださいました。
電車の音まねも「京急と西武線の踏み切りの違い」とか、やってることがマニアックです・・・・・・。

そして、もう一つ、今回素晴らしかったのは坂本頼光さんの活弁!
まだ若い活弁士さんですが、真面目な活弁が上手いだけでなく、自作のアニメやマッドフィルムに声を当てる八面六臂の才能の持ち主。
一味もふた味も違うエンターテイメントを魅せてくれました。
著作権的にも放送コード的にもヤバイだろう、という自作アニメ「サザザさん」には大爆笑!
これは、ライブでしか見られないすごさです。こんなすごい人がいるなんて!という、本道ではない名エンターテイナーを知ることができるのも、トンデモ本大賞の魅力です。

来年は6月6日。また絶対行きたいです。


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