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K-20 怪人二十面相・伝 [映画]

延長上映の最後、駆け込みで観て来ました。いやあ、面白かった。
テーマだなんだと小難しいことを考えずに、映画を見てスカッとしたいときには最高です。これぞ、エンタテイメント。

第二次世界大戦がなく旧来からの華族制度が続いている1945年の日本、という架空の世界が舞台になっていて、レトロフューチャーな雰囲気を満喫できます。
ストーリーもわかりやすくて、アクションも気持ちいい。上下の空間移動を大きく使っているところなんか、ちょっと宮崎アニメにも似た爽快感があります。

金城武は、こういうシンプルな役どころのほうが、持ち味が出ていて魅力的に見える気がします。先日「レッドクリフPartⅠ」を観たばかりだったので余計にそんな感想を持ちました。孔明役が合っていないわけではないのですが、裏を読んで何かたくらんでいる男に見えないんだもん。
松たか子の天然お嬢様っぷりも可愛かった。

俳優陣もやたら豪華です。1カットの端役に大物俳優がばんばん出てくる。
スタッフやXXX指導の人もすごい人数です。映画終了後のスタッフロールがなかなか楽しかった。一部、マジックをやるシーンも出てくるので、マジック指導の方も出てました。
20面相のマスク&衣装デザインは漫画家の田島昭宇さんかー!というところに私は一番反応してしまいましたが。

画面を重厚にしようと複雑にして場所の位置関係がわからないシーンが連続したり、テーマ性を強調しようと後半のセリフでテーマを全部説明したりする映画に白けていたので(数年前の某C○SSHE○Nが一番ひどかった)、こういうシンプルに気持ちよい映画が嬉しいです。
映画好きな人からみたら、シンプルすぎていろいろ不満はあるのかもしれませんが。

あと数日上映している映画館もあるようなので、未見の方はぜひ。気持ちよく、映画館を出られます。


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