必殺仕事人V・風雲竜虎編 [TV]
きゃ~っ、太郎さんっ♥ ♥ ♥ という煩悩の一週間でした。
久しぶりに再放送された必殺V、それも風雲竜虎編です。
本放送当時、仲間内で人気があったのが三浦友和演じる「かげろうの影太郎」。穏やかでトボけた味わいの二枚目で、仕事の時はキリっとしてて、なかなか素敵でした。相棒・お玉とのつかず離れずな恋愛模様もいい感じ。
今回のは、新作「必殺仕事人2007」宣伝も兼ねた再放送だったらしいのですが、どうもセレクションが中途半端な印象がありまいた。
いまだ人気の高い初期のハード路線「必殺仕置人」でもなく、最盛期の「必殺仕事人」でもなく、Vからマイナーな「旋風編」と「風雲竜虎編」。これを選んで再放送した、テレビ朝日の意図はいずこ。
「風雲竜虎編」は結構細部まで覚えてました。反して「旋風編」はほとんど記憶にない…。おかしいなあ、見てたはずなんだけどなあ。ある意味、新鮮ではありましたが。
(それにしても「夜鶴の銀平」の影の薄いこと…。いいポジションなのに、完全に脇役なのね)
でも再放送期間の二週間が終わってみて、「どうせなら、風雲竜虎編だけやってくれてもよかったのにー」と思うことしきり。
あらためて見ると、勢いの落ちてきた後期必殺の中では珠玉の出来なんじゃないでしょうか。
仕事の非情さが描かれなくなった分、仕事人たちの日常や仲間意識を描くことで、ひとりひとりのキャラが立って魅力的になってます。うん、面白かった。
傑作選なら、最終話1つ前の影太郎の正体が判明するエピソード(「身代わり大名悪人討ち!」だったかな)を入れて欲しかったところです。
テレビ朝日さん、ぜひ全話再放送お願いします。上様(「暴れん坊将軍」)も大好きですが、そろそろ違うものを放送してください。
(おまけ)
風雲竜虎編・最終話、大奥で曲芸一座が芸を披露するシーンで、ジョニー広瀬さんがヒンズーバスケットを演じていらっしゃいました。
「あっ、あの顔と動きはもしや…」と思い、クレジットを確認したらBINGO。
江戸の芸人風の衣装もばっちり決まってて、格好いいです。ちょっと得した気分。