史上最強のマジックTV / ロケコメ!2 [TV]
●堂本光一presents “奇跡の宴”史上最強のマジックTV!世界の神業ぜんぶ集めましたSP
クロースアップを中心に、旬のマジシャンを一度に見られたすごい番組。
実は。まぬけな私は予約時間をまちがえて、録画を失敗してしまいまして。先週、見られなかったんです。
えーん、と嘆いていたら、大阪のTさんがDVDを送ってくださいました!
Tさんありがとう!感謝感謝です。
で、遅ればせながら見たところ……いやあ、濃い番組でした。
スタジオ部分では、アルマンド・ルセロがやっぱりすごかった。マジックランドのイベントで何度か生でも拝見していますが、本当にこの人、魔法使いです。
益田克也さんもいいですね。ありえない不思議さもさることながら、あの穏やかで、ちょっと遠慮がちな物腰。
作り物の演技ではない、自然なお人柄がにじみ出ていて素敵です。いい方なんだなあ。
デビッド&ダニアの衣装チェンジ、生では何度か見ていますが、映像で見ても面白い。
あれだけテンポよく変えてくれると、本当に気持ちがいいです。
ロケ部分では、マックス・メイビンさんを迎えてのマジックキャッスル訪問がいい雰囲気でした。
堂本光一さんにマジックキャッスルって、似合うなあ……。
リック・メリルが不思議でした。そしてやっぱりマックスさん。画面に出てくるだけで空気が違う感じがします。
そのほかにも、次々とマジシャンが入れ替わり立ち代り現れて、本当に贅沢なつくりの番組でした。
番組2本分くらいのゲストが出たんじゃないでしょうか。
番組ホストは堂本光一さんでしたが、スタジオ部分だけでも前田知洋さんがホスト役をされても面白かったんじゃないのかな~とも思ったり……でも、盛りだくさんでとっても見ごたえのある番組でした。
これは、保存版。
●ロケコメ!2
京都の劇団・ヨーロッパ企画が街角でコメディ芝居を上演する模様を放送した番組。
なんでこの感想を上の番組と一緒に書いているかというと、Tさんが送ってくれたDVDに一緒に入っていたから。
大のヨーロッパファンのTさん、ヨーロッパ企画を周囲に啓蒙中です。
ヨーロッパ企画は京都を中心に活躍している劇団で、SF的なシチュエーションと細やかな伏線、畳み掛ける笑い、時にノスタルジックな情感のある芝居を上演しています。
TVや映画にも出ているので、小劇団ではメジャーな存在でしょう。Wikipediaにも項目があるくらい。
広く知られているのは、映画「サマータイムマシン・ブルース」。これは、ヨーロッパ企画の芝居の映画化です。
で、「ロケコメ!2」です。
京都の街角の様々な場所――喫茶店や公園、古いアパートなど――を使って、その場所にお客さんを入れ、芝居を上演してしまうという風変わりな企画。
普段見ている場所が、芝居という異空間になってしまうのですから、これはお客さんにとってはエキサイティングです。
今回は、ヨーロッパ企画メンバーだけでなく、大物ゲストを客演に迎えての上演。
いろいろな味わいがあって面白かったのですが、客演メンバーによっては、ちょっとうまくかみ合ってないかな?という場合もあったり。それもまたアドリブ的な面白さではありましたが。
私が面白いな、と思ったのは、ユースケ・サンタマリアさんが客演した、アパートを舞台にした捕り物劇。
人質を取って立てこもった強盗と、めったにない状況にはしゃぐ警察官と刑事、状況をよくわかっていない住人たちのドタバタ芝居。
経過も面白かったし、オチもばっちり決まってました。
あとは、ヨーロッパメンバーだけで演じた「地域に過剰に密着した床屋さん」の物語。
床屋さんの店内で上演。
ヨーロッパ企画独特のナンセンスな状況と、それに振り回される主人公をテンポよく見せてくれました。
床屋さんにある、電動で上下する椅子の小道具的な使い方に笑ってしまいました。
「ザ・プラン9」との共演、公園を舞台にした、工事業者と管理事務所の妙なやりとり。
駄洒落を中心にしたセリフまわしでバカバカしいことこの上ないのですが、じわじわと笑いがきます。
ナンセンスな状況がいつの間にかエスカレートしていく場面で、笑いは最高潮に。これは面白かった。
いろいろな人とのコラボを見て、やっぱりヨーロッパ企画は芝居の人たちなんだな、ということを再認識。
段取りとセリフを重ねながら構築されていく状況芝居が、やっぱり一番面白いです。
アドリブの得意な芸人さんとのぶっつけ本番コントでは、持ち味が生かされていなくてもったいない感じがしました。
すごく面白い番組です。これもTさんに感謝。
そうそう、公園での公演(あっ駄洒落だ!)で、お客さんの感想を聞く場面がありまして。
なんとTさんが出てました!観に行っていたんですね~。アップで、嬉しそーに感想を述べてました。見ましたよん。
というわけで、私もすっかりハマりはじめた「ヨーロッパ企画」。
とっても面白いので、皆さんもぜひどうぞ。
とりあえず、入手しやすい映画「サマータイムマシン・ブルース」をリンクしてみました。
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